日に日に暖かくなってきている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?☆
4月ということもあり、新しく習い事を始められる方も多いでしょうね。

今回教えること、そして学ぶことをテーマに、今までに経験したことを少し書いてみようと思います。

今は音楽のレッスンをしていますが、以前カナダに住んでいたときは地域の人に日本語を教えていました。
いくら日本語が母国語とは言え教えるとなると簡単には行かず、日本から指導のテキストなどを取り寄せて自分自身勉強しながらやっていました。
プライベートレッスンでいろいろな方のところへ出向いていたのですが、日本人がかなり少ないその地域であえて日本語を学ぼうとするのは、個性豊かな方々ばかり。

例えばバンドでドラムをやっている男性。彼のインディーバンドは北米でかなり人気があって、ひっきりなしにあちこちをツアーしていました。また相当な日本マニアで、ネットから坂本龍一のラジオなどを聞いてかなりリスニングをしていた模様。
漢字大好きで、それが興じて自分が経営するデザイン会社で自ら考案した「漢字ポスター」を制作。常用漢字一覧がランダムに載っているものなのですが、世界に向けてネット販売を開始したところ売れに売れていました(ちなみにその受注発送担当に私が雇われました(^^;))。
兄の奥さんが日本人と結婚したとかどうかで、絶対日本に行くから勉強するという高いモチベーションの持ち主。次々と日本ネタを持ってきては私を質問攻めにするので、毎回テンションが高くてエキサイティングなレッスンでした。

また、若い頃1年程日本に住んでいたというアメリカ人のおじいちゃん。彼は、なんと第二次世界大戦後の日本に空軍として駐在していたらしく!日本上空を偵察しに来るロシアの飛行機を追い出す司令官だったそうです。
戦後の当時は日本の自衛隊などとの交流も深く、日本人や日本文化に惚れ込んだのだそう。ただたまに、負傷して手足を失ったりした元日本兵たちと列車の中で行き会うことがあったらしく、その時は彼らに睨まれて八方ふさがりだったというお話もしてくれました。
彼は当時日本で聞いた伝統音楽をカセットテープで持っていたり、当時の雑誌や中学生向けの教科書、英和辞書などなど、かなりレアなものを大事に持っていて見せてくれました。私は驚きの連続で、むしろ貴重なものを自分が学びに行っているようでした。

他にも様々な方に出会いましたが、そうやって本当に興味や目的があって学ぼうとする方って、本当に本当にキラキラしているんです。
それは年齢に全く関係なく、例えばその元空軍のおじいちゃんも「漢字は暗号を解いているみたいでわくわくして楽しい!!」と好奇心いっぱいの屈託のない目と笑顔をしていました。
そういう表情を見ていると、好奇心を持って自ら学ぶことって本当に素敵だなあってつくづく思いました。
そして、そういう姿勢にはこちらも本当にたくさん教わりました。

学ぶきっかけは本当に何だっていいと思うんです。
レッスンをすることで生活が楽しくなるきっかけになるなら、それだけでも十分な原動力になるかもしれません。
大きな目標を持つことも大事だけれど、手の届きそうな小さな目標こそ何よりもバネになるかも知れません。

こちらは仕事として「教えて」はいるけれど、「伝えて」学び続けることを大事にして行きたいと思います。
一人一人それぞれが違う生徒さんにお会いできるのが楽しみです。

教えることと学ぶこと
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