去年私がカナダのバンクーバーを訪れた時にレッスンをしてくださったボーカル講師のブログ記事から、こんな動画を見つけました。

“Searching For The Ultimate Voice Teacher(最高のボイスティーチャー探し)”

より良いボーカルコーチを選ぶ際の条件を話しています!
自分自身にとってもドキドキするテーマなのですが(汗)、大事ですねこれ。

ということで要約です。

  • 講師自身が歌の世界でどれだけ成功したかよりも、教え方を知っているかということが重要。
  • 講師の声が健全でバランスがとれているかどうかをチェックすること。
    チェックポイントとしては、胸声(地声)と頭声(裏声)をきれいに混ぜることができているかどうか。胸声←→頭声の変わり目で声が割れたりトーンが変わったりしないこと。とてつもなく素晴らしい美声を持っている必要はないが、自分自身の自然な声で発声していること。
  • どんなに質問しても辛抱強く答えてくれること。優秀な講師は常に自分が勉強しているため、生徒の気持ちをよく知っている。
  • 料金が適正であるかどうか。一般的に、支払った分だけ質の良いレッスンが可能。また安いレッスンを長く続けるより、料金が高くても素晴らしい講師から数回のレッスンを受けると長い目で見てレッスン料の節約になることもある。
  • ボイストレーニングをしっかり受けているだけではなく、教え方も学んでいること。
  • いいか悪いか、自分の直感を信じること。そして講師自身が誰からレッスンを受けたのかを見ることも大事。
  • 生徒が持っている全ての音域を強くし、コントロールすることを手助けしてくれる講師。またボーカリストとしての可能性を広げてくれる講師。

いかがでしたでしょうか?
もちろん生徒さんそれぞれ求めるものは違うので、全てがこれに当てはまるとも断言はできません。
中には本気でスキルアップする以外に、趣味で続けたいために楽しく長くレッスンを受けたいという方もいらっしゃるでしょう。
自分の講師はやはりアーティストとして成功を収めた人や、強いカリスマ性のある人がいい!という方もいるかもしれません。

ただどんな方にも共通して特に大事な判断材料だと思うのは、「教え方を知っているか」「講師が健全な発声をしているか」「辛抱強いか」という項目です。

ボーカルに限らず、技能系の講師は常に自分自身のスキルアップを求められます。わかりやすい教え方を学ぶのはもちろんのこと、講師自身が模範となるようなテクニックを持ち合わせているかどうか。特にボーカルの場合、最も重要な要素の一つは長時間歌い続けていても喉が疲れない健全な声の使い方です。もしレッスン中に喉の疲れを訴えても強行させられる場合、その講師には疑問を持った方が良いでしょう。
そして講師は常に自分の今いる場所よりも上のレベルを目指し、自身も質の高いレッスンを受ける必要があります。実質的にも気持ち的にも、講師である本人が生徒の立場でいることが大切です。

「自分の直感を信じる」ことも、抽象的とも言えますがとても大事ですね!相性もありますし、もしかしたらうまく説明できないけれど何かが違うと感じることもあるかもしれません。そういう場合はやはり違うのだと思います。一般的な評価よりも、まずは自分自身がどう感じるかということも重要ですね。

これまで私が教わって来たボーカルコーチは、運良くそれぞれカラーを持った素晴らしい方々でした。全ての項目においてパーフェクトなコーチというのはなかなかいないと思いますが、私個人としてはどの講師もそれぞれの良さがあって好きでした。

それでもはっきりと答えが出るようなレッスンに出会ったのは数年前に留学してからです。でも、果たしてそれが実際どんな意味を持つのかよくわからないままレッスンを受けていたこともありました。今はそれぞれのエクササイズが実際どこに効くものだったのかようやく分かるようになりましたが、特に英語で説明を受けても何のためのエクササイズかわからず、ピンと来るまで倍以上の時間がかかっていました。

試してすぐ効果が表れるエクササイズもありますが、やはりトレーニングにはある程度の期間が必要です。基本的に人は自分が持っているクセをいったんとるのに時間がかかります。
たまに「こんなバカげたエクササイズがどこに役立っているんだろう」と感じられるようなおかしなレッスンがあるかもしれません。自分の求める歌い方がすぐに出来ない、または歌わせてもらえない場合もあるかもしれません。

でも上記の条件をクリアするような講師に巡り会えたら、まずはその講師と自分の声を信じてある程度時間をかけて練習を重ねてみてください。きっと結果が表れるはずです。

反対にどうしても不満があり話し合っても解決・納得できないようであれば、別の講師を探してみてください。当然のことのようですが本当に大事なことは、歌い手自身がこの世で一番の自分自身のコーチであることです。講師はそれを助け、補う存在です。主導権は常に自分自身にあります。

私も理想にもっと近づけるようがんばります 🙂

最高のボイスティーチャー探し!
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